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モノクローム【NARUTO】

第21章 イブとヤキモチと、報いと長期戦と




全身緑色のジャージに、ぱっちりお目め。
そして大きな声とハキハキとした喋り方。

その男性に抱き上げられて、周りから最大に注目を集めてしまう。

私の接触障害が治っていて良かった…。もしも完治していなかったら、この親切な人に相当不快な思いをさせてしまった事だろう。

いや、しかし。いくら親切心とはいえ、私は恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤に染まる。


「ん!!??あれ…君はどこかで…」

今度はまじまじと私の顔を見つめた。

やっと誤解だったと分かってくれたのだろうか。

「どこかで見た事のある顔だ…んーーー、どこだったか、あれはたしか…」

「げ…嘘でしょ」

ナイスタイミングで、カカシが紅と別れて帰ってきてくれた。一刻も早く私を助けて欲しいところだが…
カカシは、彼を見つめて固まっている。

「おー!そうだったそうだった!俺の永遠のライバルであるカカシよ!!たしかこの人はお前の同居人だったな!!」

自己解決したらしい彼は、なんともスッキリとした清々しい顔をしていた。

「ガイ…分かったから、早く彼女を解放してやってくれないか」

「おお!そうだったな!大丈夫か?!
もう立てるか?」

『あ…はい。あの、ありがとうございました。
私は中崎エリです』はじめまして

どうやらカカシの知り合いらしいので、私は本日二度目の自己紹介をする。

「俺は、カカシの永遠のライバルで!
木ノ葉の気高き碧い野獣!マイト・ガイだ!!」

辺りに響かんとする大声で叫び、ビシ!っとキレッキレのポージングでガイは決めた!!

「…はぁ。自己紹介でいちいち俺の名前出すの本当にやめてくれる」しかもでかい声で…

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