第17章 ※熱と不在と、再会と頭突きと
「は、」
彼の荒い息遣い。
『サスケ、君…、やめ…』
私のギリギリ繋がった理性が、なんとか彼を止めようと名前を呼んでいる。
しかしそれは逆効果だったようで。
胸をいじめていた彼の手は、当然のように私の下半身へと移動する。
『っや、待っ///』
いとも簡単に茂みを掻き分け、既に潤いを持っている私の蜜壺を探り当てる。
そして、彼の指がまず一本。
躊躇なく差し込まれた。
『んぁっ!///』
腰が浮く。
もちろんまだ頭は混乱して、彼を止めたいと思ってはいるものの。貪欲に快感を追っている自分もいる事を、私は確かに感じていた。
「っ、あつ、いな///」
彼の指も、熱かった。
唇も、舌も。彼と触れ合っている部分から異様に熱が発せられてるのだ。
くちゅりと、指の関節が曲げられる度に。私の体は簡単に応えてしまう。
「…堪らない、もう。エリが欲しくて、こうしてるだけでも怖いくらいの幸福感で…。なぁ、アンタもう俺の物に…」
彼の目が閉じられ、彼の顔が再び近付いてくる気配がした。
驚く事に、私の体はもう彼に従うと決めてしまったのだろうか?
そう思えるくらい私は従順に、目を瞑って彼の唇を迎える準備をして待ってしまっているのだ。
しかし
ゴチン!!
と額に激痛が走る。
『いっっった///』
余りにも予想外過ぎた衝撃に、思わず声をあげてしまう。
何が起こったのか状況を把握しようと、意識を現実へと手繰り寄せる。
私の上で気絶しているサスケ。私の額への衝撃。そして彼の赤くなった額。
これは…