• テキストサイズ

モノクローム【NARUTO】

第17章 ※熱と不在と、再会と頭突きと




「は、」

彼の荒い息遣い。

『サスケ、君…、やめ…』

私のギリギリ繋がった理性が、なんとか彼を止めようと名前を呼んでいる。

しかしそれは逆効果だったようで。

胸をいじめていた彼の手は、当然のように私の下半身へと移動する。

『っや、待っ///』

いとも簡単に茂みを掻き分け、既に潤いを持っている私の蜜壺を探り当てる。

そして、彼の指がまず一本。
躊躇なく差し込まれた。

『んぁっ!///』

腰が浮く。

もちろんまだ頭は混乱して、彼を止めたいと思ってはいるものの。貪欲に快感を追っている自分もいる事を、私は確かに感じていた。

「っ、あつ、いな///」

彼の指も、熱かった。
唇も、舌も。彼と触れ合っている部分から異様に熱が発せられてるのだ。

くちゅりと、指の関節が曲げられる度に。私の体は簡単に応えてしまう。

「…堪らない、もう。エリが欲しくて、こうしてるだけでも怖いくらいの幸福感で…。なぁ、アンタもう俺の物に…」

彼の目が閉じられ、彼の顔が再び近付いてくる気配がした。

驚く事に、私の体はもう彼に従うと決めてしまったのだろうか?
そう思えるくらい私は従順に、目を瞑って彼の唇を迎える準備をして待ってしまっているのだ。



しかし



ゴチン!!
と額に激痛が走る。

『いっっった///』

余りにも予想外過ぎた衝撃に、思わず声をあげてしまう。

何が起こったのか状況を把握しようと、意識を現実へと手繰り寄せる。


私の上で気絶しているサスケ。私の額への衝撃。そして彼の赤くなった額。

これは…

/ 630ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp