第17章 ※熱と不在と、再会と頭突きと
あぁ、やっと落ち着いてくれたのか。と思ったのだが。どうやら逆のようだった。
私のシャツの中に、彼の手が差し込まれた。
『うそちょっと待って!!///サスケ君!ほんとに!こんなの、おかし』
「おかしい?どうしてだ?」
私の上に乗る彼が、バサリと服を脱ぎ捨てた。
「俺が年下のガキだからか?」
ガキ。という言葉と、今の彼がもう結びつかなかった。
なぜなら、あまりに大人の男の体付きをしていたから。
青年期である彼の体は、とても綺麗で。直視するのが憚られるくらい。
『〜〜〜っっ///』
「目をそらすな。俺を見ろ」
横を向いた私の顔を、優しく彼の手が前を向かせてしまう。
私の両手首を、彼は片手でまとめて抑えつける。
こちらは両手の力を使っているというのに、ピクリとも動かせない。
「俺は…エリが思ってるほどガキじゃない。だから…頼むから、
俺を見てくれ」
切実な思いを孕んだ彼の言葉。たしかな熱を持った瞳。その暗い闇のような瞳から目が離せなかった。
『…ん、分かった…分かったから、とりあえず一回、解放してくれる?』
「嫌だ」
嫌だ…って。そんな子供みたいな。
『っひゃ』びく
彼の手が、再び私の服の中に忍び込む。
なんの迷いも躊躇もなく、一着線に胸の膨らみに到達した。
そして下着の上から乳房を彼の手が覆い、ゆっくりと確かめるように揉みしだく。
『ん、、っ///』
自分の上には、半裸の美青年。
その彼に胸を揉まれて。冷静でいられる程私は高尚な存在ではなかった。