• テキストサイズ

モノクローム【NARUTO】

第13章 初任給と偶然と、パンツと学校と





『ただいま戻りました』

「おかえり。ずいぶん遅かっ…」


玄関で出迎えてくれたカカシは、イルカの姿を見て固まった。

「こ、こんばんは…」

「…どーも」

『さっき偶然お会いしまして、荷物を代わりに運んで下さったんですよ。
イルカ先生、ありがとうございました』

「いえ!とんでもない!」

「…エリねぇ、そんな重い物買うつもりだったんなら 前もって言ってよ」手伝ったよ

『ご、ごめんなさい。

あの…鰹もたくさんある事ですし、お礼にまた晩御飯を食べて帰ってもらってもいいですか?』

「……勿論」にこ

カカシならば、そう言ってくれるとは思っていたのだが。なんだか笑顔がいつもよりも黒い気がするのは気のせいだろうか…

「あ…ありがたく、ご馳走になりますっ…」

『ど、どうしたんですか?そんなに固くならなくても…』

カカシの笑顔を受けてなのか、イルカの額には脂汗が滲む。

「イルカ先生…あなた結構 心強いですよね…」前あれだけイジメたのに…

「ぐ…、き、気持ちでも負けていたら、カカシ先生には何も勝てないじゃないですか…」うぅ

『…』なんの話…

カカシから発せられる黒いオーラ。今にも吐血してしまいそうなイルカ。

なんだろう…ここにイルカを連れて来たのは、私の判断ミスだったのだろうか。


「それにしても…ずいぶんデカイ荷物だな…何買ったの」

『サスケ君が、シャワーから出てきたら発表しますよ』

「えー気になるなぁ。先に見せてよ」

『もー、はたけさん!駄目ですってば。

先にご飯の用意しちゃいますね』

/ 630ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp