第1章 いつも
休み時間になれば、お兄ちゃんは私を誘って人目のつかない場所で隠れてキスをする。
お兄ちゃんは気にしてなさそうだけど、私は凄くドキドキしてる。
もし社員の人に見られてしまったらどうしようって考えると、ヘンな気分になる。
『んぅ....っふ、あ、んんっ』
───舌、入ってきてる....
『あっ、ふ、うぅ、ぁっ』
普通のキスは好きだけど、舌を絡めるのは好きじゃないかも...
気持ちいいから、恥ずかしくて嫌なのかもしれないけど
『ひぇっ』
変な声がでた。
下半部に違和感がある
お兄ちゃんが私の下半身に手を伸ばして、スカートの中に手を入れたからだ。
『お兄ちゃん....っ』
声をかけると、途切れ途切れでお兄ちゃんは答えた。
「ごめん、もう 少し....」
下着越しに触ってくる。
「もう濡れてる、キスだけで濡れたの?」
『だ、だって、人に見られたら....』
「僕ものこんな姿見せたくないな」
こんなところを誰かに見られたら、どうしようもなく恥ずかしい。
「まだ仕事残ってるから、ごめんね」
『あ、うん....』
触れるだけのキスをして、お兄ちゃんは残りの仕事をしに行った。
本当はこのまま続きをしたいなって思ったけど、
誰かに見られたらまずいし、私も仕事に集中しよう。