第1章 ⚫おい、起きてるんだろ?【リヴァイ】
暗い執務室でも分かるくらい、秘部からはかなりの量の愛液が垂れている。
必死の抵抗だろうか、脚に少し力が入っている。
俺は一本の腕でそれを押さえ付け、空いた手でナナの秘部を優しくなぞった。
「悪くねぇ。簡単に入りそうだ。」
その言葉に身体がピクっと反応する。意地でも目を開けないつもりだ。
そう思うと何が何でも起こしたくなった俺は、蜜が溢れている場所に中指をゆっくりと挿し込んだ。
膣の奥まで往復させた後、膣壁のザラついた箇所を指の腹で優しく擦り上げる。
「ッ……!!」
「ここがいいんだな?はっ、随分と身体は正直じゃねぇか。」
どうやら俺は一発でナナの一番いい場所を探し当てたらしい。
もちろん、返事は返って来ない。
だが、手は止めてやらない。その箇所を中指で小刻みにトントンと叩く。
「……ハッ……んッ……。」
呼吸もしんどそうだが、中もそろそろ限界らしい。キュウキュウと膣肉が締め付けはじめ、先程入れたばかりの俺の指を離そうとしない。
が、絶頂を迎えそうなタイミングで俺は動かす手を止めた。
「ッ……。」
作った寝顔が崩れ始め、目を瞑ったまま残念そうな顔をするナナを俺は見逃さない。
「どうした?おいおい、まさか寝てる最中にイこうとしてた訳じゃねぇだろうな?」
「………。」
「あぁ、それは有り得なかったな。“寝てる”からお前は感覚を感じねぇ筈だ。じゃあ続けても文句はねぇな。」
もう一度指を差し込み、同じ場所を更に速度を上げ刺激し始める。
「……っぁ……んッ!」
必死に抑える喘ぎ声と、厭らしい卑猥な音が執務室に鳴り響く。
聞こえていないフリをしながらその行為を続けるが、もう既に快感を覚えたナナの膣は
直ぐに絶頂の波が押し寄せて来る。
が、そこでまた焦らす様に動きを止める。
羞恥心を煽りながら俺はそれを永遠繰り返した。