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【イケメン戦国】ー悠久の時の中でー

第1章 タイムスリップ⁈



下校中に寄り道したからか、他の生徒はいなかった。
誰もいない一本道を、並んで帰る。
彼は、何も言わない。
静寂が気まずくて、私は話題を探す。
(話題、、、話題、、、あ!)
松平の笑顔に、本来の目的を忘れていたことに気付く。
「あの、松平、この間はありがとう。それと、今日はごめん」
そういうと、松平は立ち止まって振り返った。
「別に。今日のこと、言わないんだったらそれでいい」
「、、、約束する。誰にも言わない。」
頷くと、松平はスッと前を向いた。
「涼でいい」
その一言を残して、彼はそのまま帰ってしまった。

これが、恋なんだ。

あの時、遠ざかっていく松平の、、、涼の背中を見ながら、そう思った。
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