第13章 祝福の花びら
朝が来て、顔を洗って、パジャマを脱いで…
「ふぁ〜」
本日何度目かわからないあくびが漏れる。
(いつも遅刻だらけのカカシ先生のくせに、今日は朝7時に集合って…)
「早すぎるよ〜………ふぁ〜…」
忍服とその他一式必要な道具を持ち、
そして額当てをつける
不思議とこれをつけるとあくびもピタッと止まる。
(私も少しずつちゃんとした忍びになってきてるのかな?)
少し軽い足取りで集合場所へ向かった
ーーーーー
「えっ!?あれっ!?!?」
(か、カカシ先生が、先に到着してる…だとー!?!?)
いつも遅刻がデフォルトな先生が先について、ベンチに座っているのが見える。
(時間間違えた…いや、間違えてないし。でも今、約束より早い時間だよ!?)
「…ん?よぉ!おつかれさん。朝から悪いね。」
手をひらひらと振るその姿は本物のカカシ先生だ。
「カカシ先生、おはようございます。まさか先に到着してるとは思ってなかった…」
「ははっ、そういうこともあるの。さて、ついた直後で悪いんだけどさ、ついてきてよ。」
しばらく歩いて到着したところは墓地だった。
「…カカシ先生が連れてきたかったところって……」
「…そう。悪いね〜素敵なデートスポットじゃなくてさ。」
すこし悲しそうな顔をする先生を見て思い切り頭を振った
「ううん、先生が話したい事があるから、私をここに連れてきてくれたんでしょう?」
そういうと先生は察しがいいね、と私の頭を撫でた