第13章 祝福の花びら
「…オレがもし死ぬなんてことになったら、迷わず飛び込むって言ってたけど
楓はもう既に色んな人の支えになってるんだ。もしそんな事になっても、楓の命を優先しなさいね?
楓が根に所属した理由は、木の葉を支えるだったよね。
でもそのやり方は違った。
楓が木の葉を支えるには、楓がいるって事が大切なんだよ」
難しい話を続けるカカシ先生の顔を見て、しばらく考えていると
ぷっと先生が笑った
「分かんないって顔、わかりやすいねぇ、ほんとに。」
「だって…私今誰のことも支えられてないのにいないと成り立たない…?」
本当に分からずしばらく考え込む
「本当に鈍感というかなんというか。楓は楓が思っている以上に周りから愛されてるんだから。自分を大切にしなきゃその人たちが泣くよ」
そういう先生の顔はとても真剣で
私は何も言えずにいた
「明日の朝、またここに来てくれる?」
連れて行きたいところがあると先生は言った
「…はい。」
あまりにも真剣な先生にどこに行くの?とも聞けず私は返事をした。