第3章 後編 王の願い 少女の想い
「いい加減、手をどかしたらどうだ」
あくまで問いかけるように言葉を発した彼だが、言葉とは裏腹に強制的に手を外させたシャンクス。
何か言いたげな彼女が言葉を発する前に、塞がれた唇。
咄嗟に口を閉じたユーリだが、摘ままれている突起に力を込められれば思わず声を漏らしてしまう。
その間に差し込まれた舌に口内を好き勝手に荒らされる。
ゆったりと舐め上げられたかと思えば、乱暴に吸い上げられる。
飲み込み切れなかった唾液がユーリの頬を伝い、酸素が奪われていく。
息を荒げて意識がぼんやりとしたところで解放され、ユーリは思わず咳き込んだ。
そんな彼女の口元を拭うように這わされた彼の手。
恨みも込めて視線を合わせても、彼は笑みを浮かべてるだけだった。
「根を上げるには、まだ早すぎじゃないか?」
涙目で息を荒げている彼女を、どこか楽し気に見ている彼。
下股に這わされていた手は、何の予告もなく下着の中に差し込まれる。
指で秘部を撫で上げれば、濡れているのが分かった。
それはユーリも分かったようで、赤くなった顔を隠すよう背けて、与えられる刺激に耐える。
シャンクスは一瞬口を開きかけたが、そのまま愛撫を再開する。
邪魔な下着を取り払い秘芽を撫で上げれば、ビクリと彼女の身体が震えた。
「片腕じゃやりにくかったからなぁ」
ボソリと呟くように言葉を発した彼。
慣れた様子で愛撫を与えれば、そこは直ぐに濡れそぼっていく。
シャンクスは彼女の両足を掴むと、徐に広げた。
「…あ…まっ…!」
まじまじと見られる恥ずかしさから、彼女の静止の声が上がったが、当然彼が聞き入れることはない。
厭らしく濡れそぼってそこに誘われるように口づけると、そのまま舐めあげた。
「い…嫌だ…!」
ここに来てはっきりとした拒絶の言葉を発したユーリ。
上体を起こし彼の髪を掴み外そうとするが、咎めるように強く吸われればろくな抵抗もできない。
更には彼女の羞恥心を煽るかのように音を立てらる。
ユーリが嫌がっているのを知ってて行われるその行為。
これは絶対ワザとだとユーリは思ったが、半泣きの状態で身体を震わせるしかできなかった。