第1章 知られざる大罪
イヴェレット
「賑やかなのが好きなエドの事だ。バイゼル辺りに居るんじゃないかな」
メリオダス
「可能性大だな」
エリザベス
「あの、メリオダス様…」
手持ち無沙汰でいたエリザベス王女が、遠慮気味にメリオダスに声をかけた。
メリオダス
「ん?どうした?」
エリザベス
「その、エドウィン様とのいうのは…」
イヴェレット
「王女様、取り敢えず掛けたらどうだい」
エリザベス
「は、はい」
エリザベス様は、メリオダスの左、私の右にある席にチョコンと座る。
ホーク団長も、その向かいの席に両前足をかけた。
メリオダス
「エドウィンは、もう一人の裏団員だ」
エリザベス
「!」
ホーク
「まだ居んのかよ!裏団員って奴は、一体何人居やがんだ?」
イヴェレット
「私とエドの二人だけだよ」
エドも私と同じく、一般市民に存在を知られていない…だから、普通に暮らしていてもバレないだろう。