Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第9章 ペンギン
「はっ…んぁっ…も…やだっ…」
与えられる快感にまだ心がついてこないのか、彼女の口から思わず拒否の言葉が漏れる。
その言葉に、ペンギンはぴたりと動きを止めた。
「……っ」
甘く狂おしい程の刺激がなくなり、ナツはゆっくりと視線をペンギンに向ける。
その瞳には、はっきりと欲情が浮かんでいた。
「嫌なら止めるけど」
濡れた瞳に、動きを止められたことへの不満が映っているのを分かっていて、意地悪くそんなことを告げるペンギン。
ナツの瞳が、揺れた気がした。
「……や…じゃ、ない…です」
何度か口を開きかけては閉じることを繰り返し、漸く彼女は観念したのか素直にそれを認めた。
「じゃあ、どうして欲しい?」
しかし素直に認めたところで、彼は続きを行う気配がない。
合わされた視線に、ナツはゴクリと息を呑んだ。
「…き、きもちよく…して欲しい…」
下手に抵抗したところで無駄だろう。
視線を逸らしながら、小声でナツはそう告げた。
「目ぇ見て言ってよ」
恥を忍んで言った言葉でも、まだ彼はお気に召さないらしい。
ナツはこの野郎と内心嘆き、ゆっくりと視線を戻した。
「…気持ちよく…して…」
震える声で告げられた言葉。その瞳は少し泣きそうだった。
「よくできました」
そんなナツにペンギンは満足したような笑みを浮かべる。
そして優しく口づけたかと思うと、深く中を抉った。