Why大奥!?Trafalgar医院【ONE PIECE 】
第8章 ロー
ズッ…っと鈍い音と共に侵される内部。
ナツは身体を強張らせ、息をすることさえできなかった。
ぐぐもった悲鳴を上げるが、それがローに届く事はない。
激しく腰を打ち付けられる動きに、ナツの背はしなった。
「ぅ…ぐっ…っ!」
床に頬を擦りつけ、されるがままのナツ。
容赦なく抉られる秘部の感覚に、彼女の表情は苦痛に歪む。
ローは一際強く穿つように突き入れると、ナツの肩を掴み仰向けに転がした。
「~ッ!」
入れたままで変えられた体勢に、ナツの表情は更に歪む。
痛みと苦しさを耐える為に噛み締めていた口の端を繋ぐ布、それは既に唾液で濡れそぼり吸収しきれないものが頬を伝っていく。
瞳からは涙が止まらず、彼女の顔はぐちゃぐちゃだった。
ローはそんな彼女を見て、ゾクリとした感覚に襲われた。
本当は、こんなはずじゃなかった。
「…っ…んぐっ…!」
彼女へ伝えようとしていた思いは
こんな残酷なものじゃなかったはずだ。
「っふ…はっ…あぁ!?」
ローは彼女の言葉を塞き止めていた布を取り去ると、再び激しく彼女を攻め立てた。
途端に響き渡る彼女の声。
自分の与える快感を反映した、非難の中に混ざる甘い響き。
ローは残忍な笑みを浮かべると、ナツの白い喉元に噛みついてやった。
「いっ!?やっ・・んあっ!」
「……おまえは、おれだけの為に鳴いてればいい」
耳元で囁くように紡がれた言葉。
その言葉に、ナツの心は凍り付く。
私の知っている彼はこんな人だっただろうか。
ナツは彼からの口づけを受けながら、ぼんやりとその瞳を見ていた。
あれ・・・・?
激しく揺さぶられる感覚に意識が遠のいていく。
私が知っている彼…?
ナツはゆっくりと瞳を閉じた。
真っ暗な瞼の裏で、青い海が見えた気がした。
海を背に立つ見慣れた彼の姿。
その彼の、視線の先。
無愛想で、何かを企むような人の悪い笑みを浮かべる顔がよく似合うその彼の瞳に
映っている姿は……