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Pink*Flower Blossom〖R18〗

第5章 ♡甘い快楽と苦い花


ぎゃーぎゃーと言い争いを続けている2人を見て、
めるは堪らず声をかける。


「あ、あの...お2人って...
本当に仲良し、なんです、ね...」


『え?さっき言ったでしょ?
ひーちゃんとは長い付き合いだって』


「そ、それはそうなんですけど......
その...執事とご主人様?の関係で
こんなにフランクでいいものなんですか?」


その言葉を聞いて花臣はにやりと笑って羊を見る。


『ほらほらひーちゃんー!
めるちゃんもこう言ってるよー。
ご主人様♡とか言ってみてよ♪』


『はぁ!?な、なんで俺がはなにそんなこと!
というか!公の場ではちゃんと言ってるでしょ!
は・な・お・み・さ・まっ!!!』


『うっわ...あー......やっぱりひーちゃんには
はなって呼ばれないと気持ち悪いや...
ごめん、はなに戻して...』


『自分で言っといてなんなんだよもう......
...て、あ!そうだった!
めるちゃんに用事!と、
はなにも実は用事あったんだよね。
2人が一緒にいるとは思わなかったけど
これではなを探す手間が省けて好都合!』


『ん?僕にも用事?』


『そう!まずめるちゃんは、今から俺とお洗濯!
やり方教えるから一緒に来てね』


「えっ...あ!はい!」


今日はメイドらしい仕事が多くて嬉しい...
そんなことを考えながら、嬉しそうに笑うめるを見て
花臣がぷくっと頬を膨らます。


『えー......
ひーちゃん、めるちゃんと一緒にお洗濯するの?
いいないいなぁー!
僕だってお洗濯は得意なのに...
ずるい!僕がめるちゃんに教えたいっ!!』


『ず、ずるいってなんだよ!
執事の特権...じゃなかった!仕事なんだから仕方ないの!』


『ええぇーーー』


『と、それから...はなにも伝言。
ちょっと言いづらいんだけど......月臣様が仕事で明日から3日間家を留守にするから...
その間の仕事の引き継ぎと
来客対応について話があるって』
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