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Pink*Flower Blossom〖R18〗

第3章 ♡抗えない身体


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『ねぇねぇ、めるちゃんて
なんでここのメイドさんになったの?』


コトを済ませ、
先ほど脱ぎ捨てたズボンのベルトを
しめながら、花臣が問いかける。


「え...そ、それは...」


めるはメイド服に袖を通しながら
どう答えるものかと思案する。


『月にぃが拾ってきたってのは知ってるけど...
その成り行きは、僕知らなくて』


「えっと...簡単に言うと、
私がご主人様...
月臣さん、の、乗っている車の前に
飛び込んでしまって...
それで気を失ってしまったところを
このお屋敷で介抱していただいたんです」


『え!?飛び込み!?介抱!?』


「は、はい...」


花臣は驚いた顔をしてこちらに目をやる。


『月にぃが介抱するなんて、
よっぽどめるちゃんのことがタイプだったんだね~
まぁ、気持ちはわかるけど♪
それにそれに、飛び込みって...なぁにそれ?
めるちゃん自殺しようとしてたの?』


「あ...!えと、それは、事故です」


『なんだ、びっくりした...』


「すみません、言葉足らずで...」


『そんなことは全然いいよ~!
うーん......あれ?でも、
それでなんでここのメイドさんに?
介抱のお礼をしろー!って
月にぃに強要でもされちゃった?』


「えっと...提案はされました。
でも、ここで働くことを決めたのは私です」


『あれ?そうなんだ?
なんでなんでー?』


「うーんと、...その...
まぁ...色々あって.........」


少しの間沈黙が流れる。


『......うーん、
やっぱりよく分からないけど、
色々事情がありそうだね?
まぁ、何かしら事情がある人なんだろうなぁ、とは
最初から思ってたし』


「え、そうなんですか...?」


『............れるかなっとか...』


「え?」


花臣が一瞬深刻そうな顔をして
何かをぼそりと呟いたが、
めるにはよく聞き取れなかった。


「花臣さ...」


『なんでもなーいよっ♪』


もう1度聞き返そうとしためるの言葉を遮り、
すぐにいつもの調子でニコニコと笑う。
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