第19章 話しかけると溶けるペンギン/間田
マックだけじゃなくてちゃんと食えば? という仗助くんに、でもあのまずいパンケーキと意味不明なリンゴ味とかいうソース、たまに食いたいだろ? と敏和が言い訳する横で、わたしは身長計に立った。
「ねえ仗助くん身長計って」
「いースよ。踵くっつけて顎引いてください」
「伸びてるかしら」
「身長まだほしいんスか。おれももうちょっと伸びてほしいんスよね、憧れてるひとに追いつきたいんス」
「憧れてるひと? 俳優とか?」
「いや海洋学者です」
なぜその海洋学者の見た目に憧れているのかしら…
「女性名さんもう3年生っスけどきっと栄養とか採ってりゃ伸びますよ!ねー間田さん」
「50キロ以上の人間はおれに話しかけるな」
「めんどくせぇ…」
☆
堀宮パロなのです
ちなみに仗助は先生から麦茶をもらいに来たのです