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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第28章 私立リアリン学園!10時間目~ルイ&イケヴァン・アーサー~




会場中が、割れんばかりの拍手喝采に包まれている。

私も夢中で拍手し続ける。



「彼がルイ=ハワードか。いい演奏をするね」


「イイね、彼。将来有望株だなー」


伯爵とアーサーも珍しく手放しで褒めている。



ほらね、ほらね、ルイって、すごいんだから!

自分のことのように嬉しくなって、更に拍手を強める。





ルイの姿が見えなくなっても、いつまでも拍手の音は続いていた。

ジンジンと手の平に痛みを感じてきたところで、拍手をおしまいにする。

鳴り止まない拍手の音も、やっとまばらになってきたので、おもむろに立ち上がる。



「ねー、マインー、この後予定ある?よかったら、俺達と一緒に食事に行こうよ」


アーサーが、待ってましたとばかりに声をかけてくる。



「ごめんなさい。用事があるんだ」


「えー、ダメ?彼氏と待ち合わせとか?」


「………っ、そんなんじゃないけど」


「じゃー、その用事、どうにかならない?」


「………」



一瞬、迷った。

けれど。

終わったら楽屋に来てとルイに言われてるし、今日初めて会ったばかりの人と食事に行くのはどうかと思い直す。







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