• テキストサイズ

【松】猫と六つ子

第39章 ずっと一緒に 後編


<十四松side>

夢を見た……
もちろんヒナの夢。
ぎゅうって抱き締めた。
いい匂い……大好きだっ!



「十四松」

「ん……夢?」

「違うよー!おはよ♪」

「やったぁー!
おはよんっろくっさんのぉっゲッツゥーッ!!」

目が覚めてぎゅーっと僕は抱き締めて、ヒナの匂いを胸いっぱい吸い込んだ。
ヒナもギュッと抱き返してくれる。
はぁ~幸せだぁ♪



「一松……起きて」

僕から離れて壁に向いて寝ている一松兄さんをヒナは起こしに行く。

「……十四松みたいに起こして」

「え?ふふ……っ」

布団に入って、ヒナは後ろから一松兄さんを抱き締めた。

「……おかえり」

「ただいま♪」



「……ヒナちゃん、僕にも……」

「おはよ♪トッティ」

「わーい♪」

トッティと抱き締めあってるヒナの上にピッタリ乗っかる。
もちろん布団の中。

「十四松?動けないよ?
みんな起こさないと……」

「だってまだ足んないもん!
三日分だよ?」

「俺も……足んない」

そう言ってトッティの反対から抱きつく一松兄さん。
珍しく遠慮なしにヒナを撫で回してる。

「じゃあ、四人でお風呂入りに行こうよ♪
家族風呂、朝から使えるよ♪」

「えぇ!?」

「じゃあ僕ヒナのおっぱい洗うー!」

「……俺、洗ってもらお…色々ね」

「行こ行こ♪」

「ちょっと!ま……っ」



「っておいっ!!!
普通ここは順番に俺達起こしにくるとこでしょ!?」

「まじ待ってたんですけど!?
弟どもヒナちゃんとお風呂とか、何ふざけちゃってんのぉお!?」

「フンッブラザー達!
レディに朝のチョモランマを押し付けるんじゃなーいっ!」

兄さん達がガバッ!と布団から起き上がる。



「「兄ちゃん達によこしなさいっ!」」
「「ヤダねっ!!!」」
「「……ウオオオォォオッ!!!」」




「朝からうるさーいっ!!!
……もうっみんなおはよ……朝ごはん食べよ♪」

「「はぁーい♪」」
/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp