第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
「あの…話が…」
あまり聞きたくない
きっと徹の事だと思うし
あの日の事だって
理解してても
ヤッパリ笑えるほど
大人なわけでもない
でも…
『私…も…ある!
あの…裏で話そう…』
なんだろう
この感じ。
「うん、ずっと話したかったの」
頷くサクラちゃんの前を
背を伸ばして歩く身体に
力が篭もる
イッパイ愛されたからだとしたら
余りに単純だし
それだけで
こんなに強くなれるなら
初めて抱かれた日になってる
あの日と違うのは
きっと…
自信と決意