第12章 木ノ葉へ
サスケsaid
玄関の扉が閉まる音がしてゆっくり起き上がった。
昨日来た転校生は所謂美少女というやつだったようで、見たとき一瞬驚いた。
フードを被っていて、紙で会話していたから、もしかしたら顔に傷でもあるのかと思ったが、そんなものは見当たらなかった。
声が出ないのかもしれないと思っていたが、普通に喋れていた。
何者なんだ?...
何故、あそこまで自分を隠そうとする?
恐らく、理由を聞いてもうまくはぐらかされるだろう。
何故かそう思った。
少し雰囲気が.....姉さんに似ていたような気がする。
だからだろうか...
寄ってくる女を追い返しているときのように...
強く言えなかったのは...
台所に行くと、鍋に卵粥が入っていた。
そういえば...姉さんも俺が熱を出すと作ってくれていたっけ..
スプーンを取りだし、一口分掬って口の中に入れた。
懐かしい味がした..
サスケsaid end