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愛し愛された者 [NARUTO]

第12章 木ノ葉へ


サスケsaid


目が覚めると、昨日の体のダルさは取れていて、具合も良かった。


どうやら、風邪は治ったらしい。


しばらくボーッと天井を見つめる。







夢を見た...


父さんが俺に初めて術を教えてくれた日の夢だ。


父さんの期待に答えたくて、一生懸命修行したのを覚えている。


そういえば、豪火球は、姉さんにアドバイスを貰ったんだっけ?


ーーーー


『違う違う、こう、バッとして、ガッとして、ブワーッだよ』


「?」


ーーーー


よくわからなかったけど...


姉さんは頭いいのに、アドバイスってなると擬音が増えるんだよな..


姉さんの事を考えていると、自然と口角が上がっていた。




...けど、姉さんは、もういない..



あの男に殺されたんだ...



未だに信じることができない。



兄さんが、姉さんを殺したということを...



兄さんも、姉さんも、よく同じ事を言っていた。



“イタチが死ねば私も死ぬ”


“姉さんが死ねば俺も死ぬ”



あんなに仲良しで、あんなに笑いあっていたのに...









いや...今さらそんなことをいってどうする



俺は復讐者だ。



姉さんは殺されたんだ、兄さん...イタチに..



姉さんの仇は...俺がとる







そう、決意を固めていると、台所で音がした。


泥棒かと思い、そちらを見ると...



カフェオレ色の髪の知らない女が立っていた。










サスケsaid end
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