• テキストサイズ

愛し愛された者 [NARUTO]

第12章 木ノ葉へ


ベットに寝かせて、顔を覗き込むと苦しそうな顔をしていた。


そんなサスケの頭を私は優しく撫でて、ギュッと手を握ると、安心したような顔になった。


人肌に触れてると安心するって本当なんだな..と考えていると、


「.....と..さ、ん..」


『!!』


サスケは、私の手をギュッと握りしめて、涙を流しながら苦しそうな声で呻いている。


「...か、さん...」





「...ね..さん..ど..して」




『...サスケ』


サスケの手を握り返し、額をくっつけた。


『ごめん...ごめんね..サスケ...一人にして.....ごめんね』


泣きそうになるのを必死にこらえる、


私には、アズサやシスイが側にいてくれるし..イタチもいる...


けど.....今のサスケには...




『サスケ...姉さんはここにいるから..側に..いるから.....だから、今はゆっくりおやすみ?』



大丈夫...これからは、私がずっと側にいるから..うちはツバキとしてではなく...冬野雪として..



サスケの額に口づけて、頭を撫でると、スヤスヤと穏やかな寝息が聞こえてきた。


サスケの目からこぼれ落ちた涙を、起こさないように優しく拭いとると、また頭を撫で始めた。









『私は.....ここにいるからね..』




/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp