第12章 木ノ葉へ
その言葉に、キョトンとして、固まったが..すぐにクスクスと笑いながら、そうですか、と答えた。
「お主も隠す気はなかったのだろう?...
ツバキ」
その言葉に、ニコッと笑いかけた。
「しばらく見ぬうちに表情豊になったものじゃ」
『昔から表情は豊でしたよ?』
イタチとサスケの前では...
「.....木ノ葉に..戻ってくるのか?」
『.....はい』
3代目の方を見て、小さく頷く。
『大蛇丸が、サスケを狙っているという情報を掴みました』
「!!」
大蛇丸という名前にピクリと反応した3代目。
『恐らく大蛇丸の狙いは、うちはの血と、写輪眼でしょう...まだ、大きな動きはありませんが、数年のうちに仕掛けてくると思われます』
『...どうか、私に木ノ葉に戻る許可を..』
「...頭をあげなさい」
目を閉じて、頭を下げていた私に3代目は、優しい声でそう言って、頭をポンポンと撫でた。
「里の者に危険が迫っている..頼むのは此方じゃ..お主は里抜けした身じゃが、共に、里を守ってくれるか?」
『.....勿論です。私は..死ぬまで木ノ葉の忍です。それに...この里が、大好きですから』
「...うちはツバキ..お主に極秘任務じゃ」
急な言葉に思わず目を見開くが、すぐに顔を引き締めた。
「うちはサスケを側で守り、危険が迫ってきたとき、何としてでも里を守り抜け..」
『了解』