第12章 木ノ葉へ
とりあえず家の中に入って色々な話をした。
「へー、じゃあほとんどの国に行ったんだな」
『うん、一応ね..良かったところリストアップしといたから今度一緒に行こう?』
「いいのか?」
『変化しとけば何とかなるよ』
そう言って笑いかけると、シスイも嬉しそうに笑った。
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『さて、それじゃあ私はこれからサスケを守るために木ノ葉に戻ろうと思うの』
「守る?」
私の言葉に訝しげに首を傾げるシスイに小さく頷く。
『大蛇丸がサスケを狙ってるって情報が入ったの』
「!!」
この情報はアズサから聞いたものだ。
この頃からすでに、大蛇丸はイタチを諦めてサスケを狙っていた。
「ツバキが木ノ葉に行くなら、私も行きます」
『うん、アズサは...小さい動物の姿にもなれるでしょ?その姿で私の側にいて』
そう言うとアズサは笑って頷いた。
『シスイは...』
「留守番だろ?わかってる」
『...うん』
木ノ葉でシスイが生きているとバレるのは危険だ。
シスイを殺そうとしたダンゾウがいるのだから..また、眼を狙われることになる。
「無理だけはするなよ?..お前も死んだことになってるんだからな?」
『分かってる...毎日は無理かもしれないけど、今回はちょこちょこ帰ってくるから』
「いつ行くんです?」
『とりあえず今から3代目の所に行ってくる、アズサも行く?』
「もちろん」
「気をつけてな」
『うん、すぐに帰ってくるから』
そう言うと、私は、アズサと共に飛雷神で木ノ葉まで飛んだ。