第11章 管理人と特訓
『んー、何となくは分かった..かな』
纏めると、
五大性質変化は、バンバン使って大丈夫。
むしろこれからはこっちの方を優先して使った方がいいだろう。
万華鏡写輪眼はこれから修行をしていくが、永遠の万華鏡写輪眼じゃない以上遣いすぎるのは良くないだろう。
そして、その万華鏡写輪眼の能力。
神皇産霊(カミムスヒノ)は遣いすぎない限り大丈夫。
豊雲野(トヨクモノ)はいざというとき以外は遣ってはいけない。
遣ったとしてもアズサが側にいない限りはその人物は目を覚ますことはない..か
『ねえ、アズサ』
「はい」
『どうやってシスイを目覚めさせることができたの?』
もしかして私でもできる?と首を傾げて聞くと、優しく微笑みながら頷いた。
「はい、できますよ」
『ほんと..!?』
あっさりと肯定したアズサに興奮したように身を乗り出した。
「はい、元々ツバキは医療忍術は得意ですし..私が遣ったのは医療忍術の応用のようなものですから」
ツバキならできますよ、と言われてふぅ、と小さく息を吐き出した。
これからすることはたくさんある...
『あの隠れ家に帰るのも、イタチに会いに行くのも、大分先になりそう..』
「そうですね」
イタチの元へは、そんな容易に行かない方がいいだろう。
せっかく仕組んだものが台無しになってしまうし、今は、“暁”の人達と関わらない方がいい。
大蛇丸もいることだし...
戻るのが好ましいのは...そうだな...
「3年後...ですかね」
『!..そうだね』
アズサが私の思考を詠んだのか呟くように言った。
『..ねえ、アズサ』
「はい」
『チャクラを貯める物とか..作れない?』
「作れはしますが...」
『その貯めたチャクラを私が念じれば遣えるようにしたいんだけど...』
「.....」
アズサはしばらく、私の目をジッと見つめたが分かりましたと頷いた。
イタチやサスケ...大切な人を守るために..
『頑張ろう..!改めて、よろしく、アズサ..!』
「はい..よろしくお願いします」