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爆乳政治!! 美少女グラビアイドル総理の瀬戸内海戦記☆西海篇

第5章 悪意 中國山地


 周は先程までの困り顔とは打って変わって表情が明るくなった。どこまで演技かは知らないが、できれば素の反応であって欲しい。わざわざ人を疑って生きたくはない。…可愛い娘は特に、困るよりも(できればボロボロになるまで)困らせたいぐらいだ。

「こちらも何か分かれば連絡致しますので、今日の所はこれでご勘弁を。宜しいですか、上尉?」

「はい、アリガトウ」

 アクセントのズれた感謝に調子の狂う心持ちであったが、三沢は適当な別れをして、会場を出ていく周の背を見送った。

 周が離れたのを見届けると、少し身体から気が抜ける感がした。

「やれやれ、キナ臭くてかなわない」

 溜息と共に、三沢の口から愚痴が零れた。

「大敵を前に、利害の身で一致出来るか…我が事ながら見ものだよ、全く」
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