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STORY

第1章 Love Triangle


まずは大和から。

「俺にどうして欲しいの?」
壁ドンっ。
「逃げられるわけないでしょ。今日は覚悟しといて」

「大和さん、カッコイイ!」

陸の言葉に、大和は照れまくる。
された楽もどことなく照れている様子。
そうして、楽の番。

いきなり壁ドンからのー。
「今夜は、お前の全て見せてくれよ・・・な?」
「八乙女・・・」
「・・・っ」

楽に壁ドンされ、セリフを言われた大和は、楽を見つめる。
大和の予想外の行動に、楽は何やら様子がおかしくなった。

「あれ?楽めっちゃ照れてない?」

龍之介が言う。

「照れてねーよ」
「あ、いつもの楽だ」
「ったく・・・。(いや、実際照れた。二階堂の視線にドキッとしてしまった)」

ふと、陸と壮五に冷やかされる大和を見ると、目が合い、楽はドキッとする。

「(いや、待て待て。何でドキッとしてんだよ)」

一瞬目を逸らし、再び大和を見ると、笑いながら陸と壮五と話していた。

「ねぇ楽・・・」

その様子を一部始終見ていた天が楽に話しかける。

「キミさ、意外と惚れっぽいの?」
「・・・は?」

楽は、天の言葉にしかめっ面になる。

「・・・いや。なんでもない」

そう言うと、天は1人スタジオを後にした。

「何だよ、あいつ」
「楽~、お疲れ様っ」

去る天を見送る楽のところに、龍之介がやってきた。

「いや~、相変わらずカッコイイ!」
「男相手に壁ドンとか、有り得ねぇだろ」
「まぁまぁ。けど、大和くんも結構その気になってたよね~。さすが役者さん」
「・・・そうだな」
「さ、俺達も戻ろう。君たちも~行くよ~」

龍之介は大和と陸と壮五にも声をかけると、全員でスタジオを出た。
楽は、もやもやした気持ちを抱え、それに続いた。

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