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STORY

第3章 Love Distance


「あ、Re:valeの番組やってる」

その頃、八乙女事務所ではTRIGGERがライブ打ち合わせのため揃っており、一段落ついた所で龍之介がTVをつけていた。

「今日は大和くんがゲストなんだね」

龍之介の言葉に楽がピクッと反応する。
それに気付いた天は、静かに笑っていた。

『それでは最初のコーナー!"Re:valeに教えて~"です』
『このコーナーでは、ゲストに僕達の質問に答えてもらいます。質問の中には視聴者からのものも含まれてますので、ちゃんと答えてね』
『分かりました』
『では最初の質問~』

TVの中で、大和はRe:valeの質問に迷うことなく答えていく。

「大和くん凄いなぁ。この番組、ゲストには進行表配られないのに、迷うことなく答えてる」

龍之介が感心している。

「答えやすい質問しかしてない」

天が切り込む。

「えー?それでも迷わない?これ言っていいやつ?ダメなやつ?って」
「龍は普段とイメージ違うからね。大変だ」
「そうなんだよね~。こういう質問されると困るよ」

天と龍之介のやりとりを他所に、楽は真剣にTVを見ている。

『では、次の質問!大和が今一番仲の良い芸能人は!?メンバー以外で』
『・・・・・・いません』
『あれ?今、間があったよね?誰か思い付く人がいたんじゃないの?』
『・・・いません』
『ウソは良くないよ、大和。モモちゃんの情報によると、最近よくTRIGGERの楽とよく一緒にいるらしいじゃん』
『・・・まぁ。同じ年ってのもあってよく飲みには行きますけど』
『それだけ?』
『それ以外に何かありますか?』
『悩み相談したり?』
『八乙女にはあまりしないです。悩み相談は十さんにした方がスッキリします』


「楽ってば、二階堂大和から相談されたりしないの?」

天はちゃちゃをいれた。

「・・・うるせぇ」
「まぁ確かに相談なら龍だよね。ちゃんと聞いてくれるし」
「嬉しいなぁ」


『僕にも相談して良いんだよ?』
『気が向いたら』
『大和くん冷たい』
『ユキ~、俺は真っ先にユキに相談するから!という事で最後の質問!もし生まれ変わったら、どんな自分になりたい!?』
『何か急にハードル上がらないですか?』
『そう?さっ大和の本心言ってみて!』

百に促され、大和は少し考えてた。

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