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STORY

第2章 マンネリ解消の方法


「おもちゃ!?」

大和は壮五に相談された事とアドバイスした事を話した。

「あぁ。マンネリ化してるなら別の刺激与えりゃ良いんじゃないかなーと思って」
「ちょっと待て。もし、本当に逢坂がおもちゃ使ってるとして・・・どうして龍がケツや腰痛めるんだ?」
「そりゃ、おもちゃで遊ばれ・・・ん?」

楽同様、大和もある疑問を抱く。

「な?おかしいだろ?」
「おかしいな。あの2人だったら、どう考えてもソウが受けだよな?」
「あぁ。けど龍がケツ痛めてるって・・・」

しばらく黙る2人。

「いやいやいやいや、ないだろー」
「だよなー」

あははは、と笑い合う2人だったが、また沈黙する。

「俺、確認してくるわ」

いてもたってもいられなくなった大和は腰を上げる。

「逢坂呼べば?」
「いや、2対1じゃ話しにくいかもしれないから」
「そうか・・・」
「どっちにしても、おもちゃ遊びは控えるよう注意しとくわ」
「頼む。このままだと龍の奴天にマジギレされて再起不能になるかもしれない」
「それは防がないとな」

そう言うと、大和は足早に部屋を出て寮へと戻った。






















「ソウ、起きてるか?」

寮に戻ると真っ先に壮五の部屋に向かい、静かにノックをする。

「大和さん?」

すぐにドアが開き、壮五が顔を出す。

「悪いな、こんな時間に」
「いえ。どうしたんですか?」
「ちょっと話があるんだけど・・・」
「はい、どうぞ」

壮五は大和を迎い入れた。

「話って・・・」
「あー、うん・・・」

床に腰を下ろし胡座をかく大和は、最初言いずらそうにしていたが、ベッドに腰掛ける壮五に聞く。

「お前さ・・・十さんとは・・・マンネリ解消出来たのか?」

その言葉に、壮五の顔は薄ら赤くなる。

「はい・・・大和さんのアドバイスのお陰で」
「ちょっと突っ込んだこと聞いて良いか?」
「はい?」
「お前が、十さんにおもちゃ使ったー・・・なんてことはないよな?」
「え?使いましたけど・・・」

壮五のその言葉で、まさかの展開を確信する大和。

「えーっと・・・何だ?じゃぁ、お前が十さんに・・・」
「タチって言うんですよね?攻め側の事を。僕がそうですけど」

平然と答えた壮五に、大和は開いた口が塞がらなかった。
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