第11章 休みの日はお出掛けを...
誰かこの状況を変えてくれぬか.......
及川さんは私の腕に自分の腕を絡ませて抜けないようにガッチリガード
めっちゃ恥ずかしい...!
及川さんは顔が一応整っててただでさえ目立つのにッ!
こんなんじゃ注目の的でしかない
岩泉先輩と飛雄は距離を開けて私達の後ろからついてきている
及川「ねぇ、ねぇ!もうお昼は食べたよね?じゃあ、及川さんがまおちゃんの洋服をコーディネートしてあげる☆」
そう言って入ったのは洋服屋
えっ、私達(及川以外)の意見無視ですかッ!
センスの良い服をドンドン持ってくる及川さん
なんでTシャツはあんなにダサいのにこういう服のセンスはいいのかな!?
及川「はいこれも、あっ、これにあわせてみて?」
私はさっきから着て脱いで、着て脱いでの繰り返しだ
「あっ、あの...はやっ........」
スピードは増していく一方でもう体力が....
岩泉「おい、影山、助けなくていいのか?」
影山「おれ、さっき全く同じことされたんで今回は助けません。」
そんな会話がされているともきづくわけないまお
岩泉「おい、くそ川。まおがいやがってるからそろそろ止めてやれ」
及川「ええ!でも、ま、いっか...」
岩泉先輩のストップのおかげで着せ替え人形が終わる
なんか、飛雄の気持ちが分かった気がする...
ごめんよ.......
そうして、私達はお店を後にした
影山「あれ?及川さんは?」
4人で外に出たはずが、及川さんが居ない
みんなでどこだ~?と見回していると、お店の中から"ゴメーン!みんな"と言いながら小走りでで来た及川さん
岩泉「おせーんだよ。なにしてやがった。」
及川「へへっ、ごめんってば☆」
ちょっとイラついている岩泉先輩をよそに私達はまた歩き出した