第50章 ほっとけーき
N side
今日は5人揃ってレギュラー番組の収録
集合時間よりもかなり早くスタジオに到着
「楽屋でのんびりゲームしよ」
一番乗りかと思って楽屋の扉を開けると
どんよりした空気を纏った翔ちゃんが
項垂れてイスに座っていた。
「おはよう、どしたの?何かあった?」
『ニノ・・おはよう・・何でもないよ』
はぁーって思いっきり溜息をついてるくせに嘘ついてるんじゃないよ、この人は。
「あっ!潤くんおはよ!」
『えっ!?おは・・よ・・ってニノ!松潤いないじゃん!!』
「ごめん翔ちゃん。でも悩み事って潤くんのこと?まだ皆が揃うまで時間あると思うし話してみ?」