• テキストサイズ

ひとしずく【気象系BL】

第45章 ぽろぽろぽろ


S side

「お・・お帰りなさい・・潤」

いきなり後ろから抱きしめられて慌てて見られたくない物を隠した。

M 「翔・・隠してもダメ。また見てたんだろ?ファンの子の声をさ」

やっぱりバレてたか・・。

今日は嵐のコンサートの当落発表日。
ネットでは当選して喜ぶファンと落選して悲しむファンの声が溢れている。
悲しんでいるファンの声に俺も悲しくなるんだ。

「だって・・皆を笑顔にしたいのに。なのに沢山の人達が泣いてるよ。それならコンサートなんて・・」

M 「コンサートしない方がいいの?俺だってファンの人達を悲しませたくないよ。でも現実無理なことだってある。今年は無理でもまた来年、その先でもファンの人に会える場所をさ、コンサートを続けられるように頑張ろうよ。良いものを作ってさ、来られなかった人達には、せめて映像で楽しんでもらえるように一生懸命やろうよ」
/ 653ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp