• テキストサイズ

ひとしずく【気象系BL】

第41章 そらもよう


S side

高校2年生にもなると周りの奴らは彼女といちゃこらするのに忙しい。

彼女ねぇ。俺は別にいいや。

休み時間、クラスメートが俺を呼ぶ。
『翔、また可愛い子来てるぞ!今度は1年生か。なぁ告白されるの今月何回目だ?本当にモテるよなぁ』

俺のこと好きだって言われて嫌な気はしないけど、だからって好きでもないのに付き合うのも違うだろ。

「ごめんね」

はぁ・・泣かせちゃった。

教室に戻ると、クラスメートが冷やかしてくる。

『なぁ、また断ったの?さっきの子めちゃめちゃ可愛かったじゃん。お前さ他に好きなやつでも居るの?』


好きなやつ・・いるよ
でも誰にも言えない

もちろん本人にも


/ 653ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp