第35章 いちごどろっぷ
2日後、翔が退院してきた。
まだ本調子じゃないからベットで寝るように言っても、俺の近くにいたいってソファに横になる翔。
お気に入りのブランケットを掛けてやると嬉しそうに笑う。フワッと柔らかい翔のこの表情が好きだ。
お昼時、お粥を作ったけれどまだ食欲が無いと言う。
「早く元気になってくれないと、翔のこと抱けないよ?」
真っ赤な顔をして視線を逸らし小さな声で
S 「カズが食べさせてくれたら食べる」
寂しい思いをさせた分いっぱい甘えて。
俺の可愛い翔、これからもずっと一緒だよ。
end