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ひとしずく【気象系BL】
第35章 いちごどろっぷ
S side
カズ・・俺もう辛いよ。
俺の顔を見ることも無く背中を向けたカズ。
思わず俺はカズの背中に抱き付いた。
「ねぇカズ・・俺を見てよ。お願いだから俺のこと抱き締めてよ・・」
泣くのはズルいってわかってる。でも溢れだす涙を止めることが出来なかった。
N 「・・ごめん」
小さく呟いて、カズは俺の身体から離れると寝室を出て行った。
しばらくしてマンションから出て行ってしまったカズ。
俺はとうとう捨てられたんだ。
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