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ひとしずく【気象系BL】

第35章 いちごどろっぷ


N side

玄関のドアがガチャンと閉まった音を確認して、俺はベットから抜け出した。

翔の顔が見られない、今日も泣いていたのは知っている。でもその涙を拭ってやることも抱き締めてやることも出来ない。

翔・・ごめん。

ごめんな。

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