第14章 ゆらゆら
【いいこいいこ】
M side
「ほら、大人しくこっちにお尻向けて」
ベットの上で恋人に優しく声を掛ける
でも彼はフルフルと首を横に振り
小さく丸まって完全拒否の姿勢
無理矢理スウェットと下着を下ろそうか?
ねぇ翔くん。そろそろ言うこと聞いてよ。
チラッとこちらを見る目はウルウルに潤んでいて顔は真っ赤だ。
「もう翔くん。座薬挿さないと熱下がらないって」
扁桃腺が腫れて高熱を出した翔くん。病院で貰った飲み薬だけでは熱が下がらず、一緒に貰ってきた座薬を使おうと思ってもさっきから拒否。こんなやり取りが20分以上続いている。
「翔くん、自分で出来る?このままじゃ辛いでしょ?」
やっと観念したのか
S 「じゅん・・おねがい」
スウェットと下着をもぞもぞと下ろして、やっとお尻をこっちに向けた
普段はね俺が翔くんにお尻をその・・ね、色々してもらってる訳で。だからそんな俺にこんなことされるのは余計に恥ずかしいんだよね?
こんな時に不謹慎だけど翔くん可愛いなぁ。
そんなことを思いながら座薬を挿す。
S 「んぅ・・」
おいおいなんて声出してるんだよ。
熱が下がったら俺が翔くんを・・。
絶対に嫌がるよな・・。
うーん。一度チャレンジしてみよう。
翔くん早く元気になぁれ。
end