第6章 なみだ
S side
もう何なんだよ。
吐き出しても身体に熱がグルグル回っていて苦しくて。
お願いだよニノ。俺に触って?
脱がすだけ脱がして全然触ってくれない。
「お願いにゃん・・しょうに触ってにゃん」
どうして?
ニコニコしてるだけで触ってくれないの?
苦しくて自ら右手を中心に持って行き
ゆるゆると上下する。
「あっっん・・ん?・・いやー!離してにゃん!」
ニノが俺の手首ギュッと掴む。
お願い離してよ。いかせてよぉ。
ニノは離してくれるどころか
反対側の手首も纏めて掴む。
俺はズリズリとニノの膝の上に跨がり
自分の中心をニノの中心に擦り合わせた。
腰が揺れる。もういかせて。
いきたいの。お願い。
「あっっっん・・いやっん・・にゃん・・やぁん」