第42章 〜42〜番外編①
「そっか……じゃあ信長様がOK出せば……」
「おっけー……とは何ですか?」
「あ、了承ってこと」
「へぇ……また一つ勉強になりました」
「ふふ、私も助かったよ。ありがとう三成くん。早速信長様の所へ行ってみる!」
「えぇ、行ってらっしゃいませ」
三成くんに見送られながら私は天守へと気持ち早歩きで向かう。
(そうだよね、信長様の提案の催しなら信長様がいいって言えば……)
私は意気揚々と天守へとたどり着き、襖の前で声をかけた。
「信長様、です」
「入れ」
「失礼します」
襖を開けて中に入ると、脇息に持たれた信長様と、光秀さんが私を見ていた。