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イケメン戦国〜未来を夢見る〜

第23章 〜23〜







「、昨日言った仕事の件は考えてみたか?」

「あ、うん。だからね、今日色んな仕事を見させてもらって決めたいなって思ってて」

「そうか」

「それでね、女中の仕事は優鞠に案内してもらおうと思ってるんだけど」

「ああ」

「女中以外のお仕事も見てみたくて。もし秀吉さんが時間あれば案内して貰える?」

「ああ、構わない」

「ほんと?良かった」

「じゃあ女中の仕事を見終わったら御殿にいるから声をかけてくれ」

「わかった。ありがとう秀吉さん」

「どういたしまして」



秀吉さんは笑顔で私に言った。



(その笑顔で色んな女の子落としてるのね……惹かれる気持ちはわかる気するなぁ……)



私がそんな事を考えていると、秀吉さんとお珠さんが仕事の話を始めたので、こっそり私は優鞠に話しかけた。



「……大丈夫?」

「……だと思う?」

「全然」

「…………」


話が終わったのか、秀吉さんが立ち上がった。


「じゃあ、後でな」

「あ、うん。」

「優鞠、よろしく頼むな」


そう秀吉さんは言うと、優鞠の肩をぽんっと叩いて食事場を出ていった。


「………………」

「優鞠……」

「ふふ、優鞠顔が赤いわよ」

「!す、すいません」

「謝ることないわ。可愛いもの」

「っ……」

「お珠さん……」

「ふふ、大丈夫よ、誰にも言わないわ」

「……お願いします」



流石年長者というか、お珠さんの洞察力が凄いのか、優鞠の気持ちはあっという間にバレてしまっていた。



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