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イケメン戦国〜未来を夢見る〜

第20章 〜20〜







「髪の毛どうする?ひとつにまとめる?」

「うーん、どうしようかな」

「今日は風もないし、上半分だけまとめよっか」

「うん。……優鞠髪の毛弄るの好きでしょ」

「うん。仕事柄自分の髪の毛は弄れないじゃない?だからの髪の毛弄るの結構楽しんでる」


優鞠は本当に楽しそうな顔で言った。


(未来に生きてたら、優鞠は美容師とかになってたかもね)


そんなことを考えていると、あっという間に私の髪の毛が綺麗にまとめられていた。


「すごい、上手」

「ふふ、ありがとう」

「髪の毛長くて良かったー。」

「弄りがいがあるからね」

「またお願いしてもいい?」

「もちろん。喜んでやらせて貰います」


優鞠はにっこり笑ってそう言った。


「この着物も可愛い。」

「それも信長様に贈られた物みたい。」

「……信長様って独身?」

「そうだよ?」

「なんで女物の着物が贈られるの?」

「んー。まあ信長様位の人なら、抱えてる女のひとりやふたり居るだろうって思うんじゃない?」

「ああ、そういう事」

「まあ、ほんとに居るかどうかは知らないけど……」

「……あの信長様が女の人を愛でるのが想像出来ない……」

「信長様の場合、愛でなくても女の人の方から寄ってくるんじゃない?」

「それもそっか……(俺様系に弱い女の子もいるよね……私は遠慮したいけど)」

「まあ、その着物がの所に来たってことは持て余してたみたいだけどね」

「あ、そうだよね。まあ私はありがたいけどね。こんな綺麗な着物着せてもらえるなんて」

「ふふ、そうね」


優鞠とそんな話をして笑い合っていると、外の襖が開く音がした。
そして優鞠が内の襖を開くと政宗がいた。




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