第6章 最悪な目覚めに最悪な出来事
みるみる赤くなっていく俺の顔。
ニヤニヤとする変態に、ニコニコと変わらず笑う怜。
良太は自室へと逃げていった。
『な!聞こえてたのか!?////』
「うん!可愛かったな。今日は俺の部屋で聞かせてよ!!」
『まじか....俺の人生は終わった....さようならみんな....』
落ち込みすぎて、怜の発言は無視。
バッチリ聞こえたけど無視。
「なんの話?」
琢磨には聞こえてなかったらしく話についていけていないようだった。
「俺とゆうが昨日の夜sexしてたって話」
と変態がさらっという。
もっと、等回しに言えよ!!!
「はっ!?竜、もう手だしたのか!?」
「もう」って何。「もう」って。
「なんだ?悪いか?」
悪いです。反省しろ変態。
「竜っていっつも女の子連れてきてヤってるもんね」
怜ちゃん、そんな下品な言葉言っちゃいけません!
「しかも、いつも違う女。最低。」
琢磨、もっと言ってあげて。
怜と琢磨が言うことに、心の中でコメントする。
「今回は一回じゃやめねーよ。」
「なんで?ゆうとヤるの気持ちよかった?」
「あぁ、そうだな。こいつ処女だったからこれから俺好みにエロくしてやりたい」
「処女だったの!?なにそれ最高!!僕もゆう襲っちゃお~♪」
すごく聞いちゃいけないことを聞いた気がしたので逃げる事にした。
『お、おお俺は部屋に戻る!!!!!』
部屋に戻って気づいた事。
マスク取り返すの忘れてた。