第6章 最悪な目覚めに最悪な出来事
とりあえず落ち着こうと思いシャワーを浴びる。
汗が流れるのを感じ、だんだん落ち着いてくる。
『あぁぁ…何だよ、昨日からついてない』
朝からイかされるし、腰痛いし、顔見られるし…
最後は俺の不注意だけど…
つーかなんで俺、いれるの許しちゃったんだよ!
初めては好きな人と……
何ていうのはないけど。←
『くっそ。しかも気持ちよかったし!腹立つ』
お風呂から上がり部屋で何時も服に着替え、変態の部屋にいく。
『ってないし…』
部屋を見渡すが、マスクはなかった。
仕方がないので変態がいるであろうリビングに行った
『おい変態。俺の大事なマスクちゃんはどこだ』
キレながらリビングへ行く。
「ここだよ~」
マスクを両手で持ちながら、微笑んでくる。
『怜ちゃ~ん!君が持っていたんだね!あの変態から取り返してくれたんだね!!いい子!』
「うん!」
「いや、ちげーよ。俺が渡してやったの!ていうか、対応の差!!」
『黙れ変態。』
冷たく言うと、泣き真似をしてきてうざかった。
「あれっ、ゆう?」
怜と変態に気をとられて気づかなかったが、琢磨と良太もいたらしい。
「ねぇ…」
琢磨が低い声で言うので、
『はいっ!』
と言い、背筋が伸びる。なんかごめんなさい!!
「嘘つき。」
当然の発言に戸惑う。俺何か嘘ついた?
『え~っと…琢磨?俺何かした?』
「した!顔、可愛いじゃん!」
いきなりなんだよっ!告白!?ついにデレた!?
『ど、どどどした!?』
「昨日、顔ひどくて見せられないっていったくせに。」
あ、俺今マスクつけてないのか…
俺に負けてばっかで悔しいから、顔くらい勝ちたい!という子供発言…
思い出したわ。なんかそんな話してたね。
『いや、俺より確実にイケメンだろ。つーか俺は可愛くない。』
もう一度言おう。可愛くねーよ!!
言い争っていると、
「ねえ、僕たちのこと忘れてない..?」
と言われた。あぁそうだ怜と話してたんだ。
『話ってなんだい?怜ちゃん』
「昨日さ、ゆうの声、僕の部屋に聞こえてたよ。」
にっこり可愛い笑顔で言ってくる。
うん、可愛い可愛い。
『.......ん?』
「ね?良太も聞こえたでしょ?」
「う、ん.....//」
苦笑しながらこちらを見る良太くん。
「すっごい喘いでたでしょ?昨日の夜。」