• テキストサイズ

白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第16章 蝶を繫ぐ細い糸


怖くて怖くて
身体が小刻みに震える

時計は進むのに
姫凪は来なくて

ソワソワが大きくなる

クロの所に行っちゃった?
それとも来たくなくなっちゃった?

ドクドク早くなる動悸に
背中を押される様に家を飛び出す

その間もかける電話
やっと繋がったのに

「姫凪?
今どこ!?」

上がる息で叫んだ声に返って来たのは

〈よぉ、おチビくん
どこだと思う?〉

木兎サン?

来る途中で捕まったの?
/ 3826ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp