第34章 ここで咲く意味を見出す笑み

生気のない目が
俺の言葉で揺れては
また色を失う

どんな葛藤をしてるのか
そんなの俺にはどうでも良い

ただ淡々と
冷酷に

「なんで孤爪が何も言わないのか
なんで木兎さんが
アナタだけは傷付けないのか
特に関わりない俺が
なんでこんな事を言うのか
それが分からないなら
もう良いです
さっさと枯れて下さい
姫凪さんの中から
さっさと出て行って下さい」

現実を真実を
突き付けるだけ

仇花には
仇花の咲き方があるんです

忌み嫌われても
咲く意味があるんですよ