白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
〈姫凪?
…一人なのか?〉
鉄朗の声が甘く響く事に
浮かれる自分に
湧き上がる罪悪感
『あ…うん…
今日は居ない…の
一人だよ』
〈へー…珍しい
てっきり盛りまくりかと
思ってたぜ!〉
ヤッパリ掛けないほうが
良かったのかな…
鉄朗の指摘は間違ってない
光太郎とも赤葦くんとも
淫らに舞って
〈…?なんかあった?〉
そのクセに鉄朗を恋しく思うなんて
『…なんにもなーい!
普通にラブラブだし!
…ただ…
なんかクロと話したくなった!』
そんな勝手が許されるわけないよね。