白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
お風呂入ろうかな
それとも温かい紅茶でも
飲もうかな…
そう思って立ちあがった身体は
ヘナヘナとベットに沈んで行く
『身体は正直だよね…
…動けそうにないや…』
大き過ぎた独り言が部屋に響き
それでも落ちない瞼が
次に捉えたのは
『…まだ…起きてる…かな…』
携帯電話。
『声…聞きたい…な…』
携帯を眺めその先に浮かべる顔は
何度も何度も叫んだ
愛しい人
『鉄朗…』
思い出してしまったら
どうにもおさまりがつかなくて
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