白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第29章 華を蝕む闇
そして…
『で?どうしたの?
合宿の準備疲れちゃった?』
「…はい
疲れました…
姫凪さん…もっと近くに…」
溢れてしまう甘い声とワガママ
『なによ?』
「来なさい…ってば」
白くて細い手首を捕まえて
引き寄せ
「いらっしゃいませ」
倒れ込んで来た姫凪さんを
膝の間に置いて
ギュッと抱き締める
甘い匂いが心地よくて
柔らかい髪が気持ち良くて
カチンと固まる身体が可愛くて
「姫凪さん…」
赤い耳を声で嬲りたくなってしまう