白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第6章 蝶と華と罠
悲しく悲しく呟いて
「後悔だらけの
お猿で可哀想な元カレを
これからも、そのエロい身体で
癒やしてクダサイ♡」
髪を持ち上げ項に
キスマークを残し
「長い髪、そのままなの
嬉しい」
耳元に囁いて去って行った
ズルいね…クロは……
弱いね…私は……
たった一言が今日も言えない
その手を声を身体を拒めない
大事な華を選んだクセに
華は惜しみなく愛をくれるのに
私はこれ以上
他の華を望むの?
まだ愛されたいの?
欲張りで醜い蝶
いっその事
愛で押し潰されて
消し飛んでしまえば良いのに
大事にされる資格なんて
私には無いのに