白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第23章 空に舞い上がる蝶
無理矢理話を切って背中を叩くと
「姫凪が隣歩いてくれたら
姫凪だけ見てるけど?!」
人懐っこい笑顔が降ってくる
「『それも余所見でしょ
前見て歩いてクダサイ』」
揃う声とか
「揃えるな!
なんか仲良くなり過ぎ!
姫凪から離れろ!赤葦!!」
「木兎さんが誘ったくせに…」
無気力なツッコミとか
『赤葦くんは木兎と違って安心だし
ほら、木兎またぶつかる…!』
「うわ!スマ……ン?電柱?」
『後ろ向いて歩くから!
電柱に謝るとか』
バカみたいな日常が
ホント…懐かしい…